レンタルサーバーで、一番しょぼいプランでもない限り、大抵はマルチドメインに対応しています。
しかし、大抵のレンタルサーバーでは、アカウント1つにつき、UNIX側のアカウントが1つ割り当てられていて、アカウント毎にFTPのアクセス領域を限定できるものであっても、結局プログラムからは、他のドメイン用の領域も見えてしまいます。
このようなスタイルですと、例えば、マルチドメインの1つにぜい弱性があり、侵入を許してしまった場合、他のすべてのマルチドメインのコンテンツが危険に晒されます。
ドメインキングのマルチドメインは、その様な設定にもできますが、標準のマルチドメインの方法は、自分用の契約を増やすと言う仕組みになっています。つまり、1つのプランを借りると、マルチドメインと称して、実際には他社で言うところの複数の契約が作れてしまうのです。
ドメインキングの場合、例え1つのサイトが侵入された場合でも、他のマルチドメインは他の人の領域の扱いとなり、覗き見ることも書き換えることもできません。
また、他のレンタルサーバーのマルチドメインでは、マルチドメインが使える非公開領域は共有である場合が多いですが、ドメインキングでは、完全に領域が分かれているため、それぞれのドメイン用に非公開領域があり、データなどを置くことができます。
この様な仕様であるため、逆にすべてのマルチドメインに一気にアクセスできるFTPアカウントは有りません。でも、そんなの普通は要らないのではないでしょうか。それよりも、独立しているメリットの方が圧倒的に優っています。
参考になれば幸いてす。