お金は別のお金で買ったり売ったりすることができます。
その時、いくらで買ったり売ったりするかは、それがどれくらい人気のあるものか、みんなが欲しいのかと、どれくらいそれが存在しているのかによって値段が決まります。
たとえば、有名タレントのサインが10個あって、欲しい人が5人なら、そのサインは100円かもしれないけれども、1個しかなかったら欲しい人は10,000円でも欲しいかもしれませんよね。
このように、お金もそれを欲しい人とその量とで、お値段が決まります。よって、価格もいつも変動することになります。
1ドルが80円だったり、1ドルが100円だったりするのはそのためです。
ちなみに、1ドルが80円ということは、100円は1ドル25セントだということであり、1ドルが100円ということは、100円は1ドルちょうどだということになります。
そして、円高というのは円というお金の値打ちが高くなることを言います。
つまり、100円を購入するのに、1ドル掛かるのと1ドル25セント掛かるのであれば、1ドル25セントの方が高いので、100円の価値がドルに対して高いことになります。つまり、1ドル100円より1ドル80円の時の方が、円の価値が高い。つまり円高ということになります。
この逆が円安です。100円を購入するのに、1ドル25セントでなくて、1ドルで買えるなら、円はドルに対してより安いと言えるわけです。
結果、1ドル100円が1ドル80円になれば円高であり、1ドル80円が1ドル100円になれば円安であると言えるのです。